テキスト等の一例



テキストと、リズムの本


テキストは年齢と進度に合わせて、選びます。

これはほんの一例で、私の使う教本の数パーセントにすぎません。

流通しているテキストは、目を通していますので、理解力に合った本を選んでいます。

 

他からの転入の方は、まずは使っていた本を使いたい場合は、相談の上、区切りのいい所まで前の教室で使っていた本を使います。そうでない場合は、1か月位レッスンをしてみて演奏力に合わせた本を選びます。

 

 また、リズムですが、他の教室からうつってくる方の90%はドレミの階名は読めますが、リズムを正確にとれません。少し難しくなると読めなくなってしまいます。またドレミも数えないと読めない方もいます。読み方は1つ1つ音符を読むのではなく、何通りものアプロ―チがあり、弾くためには模様や塊りでよみます。

 

 当教室では、自分でリズムを刻めるようになるまで、リズムとソルフェージュの勉強します。

同時に、拍子感、アフタクト、呼吸、フレーズ感、など、ただ楽譜を音にするだけでなく、それに命を吹き込むために基本的なことを教えます。

 

習い始めは、リズムとソルフェージュから始めますが、2か月目以降は、テキストや副教本などを使います。

 

他で習った経験の全くない方の導入期(最初の1~2か月は導入期、その後数か月までは入門期になります)

1,リズムとソルフェージュの本

2,5線ノート

3,小さい方は手作りのカードで簡単な曲を弾けるようになるための導入の譜読みをして、弾く練習。最初から教本に入れる年齢の方は教本を使います。

4,宿題のワークブック

 

 入門期以降の方のテキストの例です。

1,リズムとソルフェージュの本、

2,教本

3,副教本(副教本は1冊ではなく何冊か使って、交代でします)

4,指の練習のためのテクニックの本

5,ワークブック

6,5線ノート


入門期、こどもの初歩の教本

テキストは一例です。

 

左から、グローバーピアノ教本、ぴあのどりーむ、みんなのオルガンピアノの本。

グローバーピアノ教本は、中学生以上の年齢の初心者。みんなのオルガンピアノの本は、5才以上の生徒さん、ぴあのどりーむは4才の方やゆっくり進みたい方に使っていますが、必ずしも年齢通りではありません。

ぴあのドリームに関しては、今までで2名しか使っていません。

 

他にも多くの本があり、ご希望がありましたら、おっしゃってください。本人に向いている本、向いていない本がありますので、検討します。

 


リズムとソルフェージュの本

 

 呉暁さんのリズムとソルフェージュのシリーズです。

 

この呉さんの本は、4才からはじまり大人の初心者にも使えます。

 

これを使うと楽譜を読む力が格段に伸びます。

特にリズムの勉強になります。

 

小さいころからこれで勉強すると、幻想即興曲の冒頭の左手6つに右手8つ入るリズムも無理なくできるようになります。

 

4才、5才、それ以上は1~4巻まであります。

 

 


みんなだいすきリズムのほん


 

こちら、はじめたばかりのお子様のためのリズムの本です。

 未就学児や小学校低学年からはじめるお子様はみなさん、この本を使います。理解力の高いお子様は2の本からはじめます。

 

 1は、片手でも打つリズムで、8分音符、4分音符、2分音符、符点2分音符、全音符。4分休符、8分休符を無理なく理解できます。

 

2は、両手でリズムを打ちます、

休符も2分休符、全休符が新しく加わります。

 

3になると16分音符と3連符のリズム打ちします。

 

4巻以降も発売していますが、呉暁のリズムとソルフェージュのほうで、引き続き勉強をしていくので、こちらは3巻までだけ使っています。

 

呉暁のほうは、左手のリズムを多様に刻みますが、こちらのシリーズは、左は四分音符だけでタンタンタンタンと刻むだけなので、簡単です。

本が進んでも内容が簡単なので、実践には役に立ちませんので導入期だけに使います。

補助教材の一例

4歳児の手作りボードとして作りましたが、

体験レッスン導入に使うこともあります。

 指の形が安定しない時期に、遊びながら指をしっかりさせるのに役立ちます。

 

「あんまりいそいでコッツンコ」と歌いながら、2本の指でシールの上を歩いていきます。

 これができる頃には、指の形も自然によくなっています。

 カエルカードは「カエルの歌」用です。

ボードができるようになるとすぐに弾けます。

 これくらいになれば、音符の読みもできてくるので、ボードはいらなくなってきます。

小さいお子様には手作りし材料費として200円をいたいて、必要に応じて作りお渡ししています。

他に、音符読みカードも使いますが、無料貸しです


マグネットボード。音符を覚える導入教材。

 

マグネットを、線の上においたり、線と線の間(間と言います)に置いたりして、「線」と「間」を区別することから、音符の読みをはじめます。

 

そして、5本の線に、マグネットをおいていったり、間においていったりして、音符に高さがあって、その高さが音の高さと結びつく事から、音符への導入指導と導いていきます。

 

5線ノートに書くのは、小さい子には時間がかかってしまいますし、最初は上手に書けず、ストレスにもなります。

 

教室のレッスン中に時間効率よく指導するために、マグネットを使います。小学校低学年までのお子様には買っていただく事が多いです。

 

ノートは、家でゆっくり書くことができるので、宿題として出します。

 

5線ノートと、ワークブックを使います

 

ノート、ワークブック、音符カードと、音符を覚えるまではいろいろな方法でアプローチします。

 

 

バスティンの大きなお手玉を握って握力と瞬発力を鍛えます。

 

ぎゅっと握ることで、力を入れて、その後力を緩めます。

 

子どもに「指の脱力」を指導しても、「力を抜く」ということがどういうことか理解できません。

それには、最初「力を入れる」ということをして、

「ゆるめる」ということを繰り返すうちに、対臆していきます。

 

玉のついた紐は、玉紐と言って、両端を軽くひっぱって、指先に集中することと、指先をしっかりさせることができます。

 

小さい子は、脚とか腕とか大きな部分を動かすことから発達していきます。玉紐は小さい生徒さんは買っていただきます。

 

そして、手と指になります。

ピアノの場合は、指の第1関節を安定させることが大事ですが、それも、小さい子にはどういう意味だかわかりません。

 

ですので、玉紐をつまんでひっぱることによって、指先に自然に集中できます。